9月14日金曜日
浜松へ出かけた、またしても雨。しかしこの車に乗るとよく雨が降りものすごく暑い。以前は晴れ夫婦と呼ばれていたが、今は熱帯雨林夫婦かもしれない・・・。
今日は新しく交換したシートでの初遠乗りでもある。
このシートは、岐阜県のショップ、オーベルニューさんのオリジナルシートで、日本に6脚しかない貴重な"RENAULT spoort"のロゴの入ったスパルコ プラスと言うアルカンタラのリクライニング付きバケットシートである。これほど、内装と色、雰囲気ともマッチしたシートもそうは無いであろう。又、ホールド感、安定感とも抜群で、車の乗り味まで改良さた。もちろん物凄く、良い方向にである。こんなに良く変わるとは、驚きであった。
さて、今日の目的は、愛車のホイル測定および写真撮影。
家を出て途中"浜名湖PA"で昼食を取り、待ち合わせの浜松西ICで降りると赤いフォーカスから2人の男性が降りてきた。彼らは某ホイールメーカーのデザイン企画室チームリーダーのH氏と、K氏である。
今回は、今後の商品化への検討材料としてclio sport V6のタイヤ周りの測定。早速2台で浜松市内の某所へ向かった。
測定場所へ向かうのかと思いきやPhotostudioへ。
まず、スタッフのみなさんがスタジオの表で車両の洗車を丹念に行い、車をスタジオに入れ、再度磨き込み。さすがホイールの磨きには力が入る。
なんとなく派手なイメージのスタジオとは違い、撮られるのは車なのに妙に緊張感がある渋い雰囲気のスタジオ。
ふき取りと磨きが終わり早速clio sport V6を撮影位置へ、撮影準備に入った。スタジオ内のライトの中のclio sport V6はライティングの為なのか、自分の車とは思えない。まるでカメラマンの手中に、そして我が車がまさにモデルのプロ意識発揮という感じだ。
カメラマンの方は、ナンバーの僅かなズレや、左右シートのスライド巾、室内の置物で映りこまないかと、ちょっとしたところまで細かくチェックしていた。
又、通常は銀板のノンデジタルカメラで撮影するのだが、今回のカメラは1千万円超 級のデジタルカメラで撮影。
そのデジタルカメラでの撮影方法は、R.G.B+総合で、計4回シャッターを切りそれをコンピューター上で合成するというもの。撮影時には、カメラのそばにはカメラマンが居ないで、少し離れたところでパソコンのモニターを見ながらマウスをクリックする(シャッターを押す)のだ。まるで、レントゲン写真のように遠隔操作。
で、ここで車のみの撮影予定であったが、今回初の試みで、人間も一緒に撮ろう!と・・・。
車と私とnoryuとで記念写真を撮ってもらう事になった。
撮影は、車の撮影方法と同じく1枚に4回シャッターを切るので被写体が1ドットでも動くと合成が出来ない、動くとPCがハングしエラーを起こすとのこと。(半分脅し)
4回のシャッター、1シャッター間隔約2,5秒つまり10秒の完全静止が求められる。できるのか???
まず無理だろうけど試しにチャレンジしてみよう!と緊張を和らげてもらいながらチャレンジ。
noryuは助手席に座り頭をヘッドレストに着け、動かないようして、私はカメラマンの指示でAピラー付近に立つことになった、、。「1ドット・・・動けばエラー・・・」頭をよぎる。
撮影開始!1枚、、2枚、、3枚、、4枚、先生が声をかける・・・苦しい、だんだん顔がこわばってるような。
「はい!撮影終了〜」ふぅ〜〜〜〜。
PCでの合成が始まる、1,2,3、と順調、「4枚目でよく固まるんですよ」息をこらしてPC画面を見つめる。
うう・・・作業工程のゲージが止まった・・・だめだハングか?・・・が、急に動き出し画像が出て来た。
「おおっ!!」皆一様に驚いた。
1発で成功である!本人も驚いたが先生もスタッフも「できるもんなんだなぁ〜すばらしぃ〜」と声があがった。
なんと美しい画像!緊張で多少顔がこわばっているのはご愛嬌だが完璧な写真である。noryuは、どうせ1回で成功しないだろうと2度目の撮影にかけていたらしい。(笑)
さて、このあとは私たちはスタジオの2階に上がりH氏とスタジオのオーナー(先生)と4人で色々な話をした。
H氏はアルファ155乗りであったため話も弾み、さらにスタジオのオーナーもデルタエボの納車待ちとのことで話も弾む。この後測定を終えたK氏を交えて話をする。結論から話せば、リアはそんなに難しくないが、フロントが大変厳しいと判った。フロントはかなり特殊なオフセットが必要で流用はまず無理であろうとの事であった。まだ何も決まっていないが、今後商品化も検討してみたいとの事であった。国内NO1シェアメーカー某ブランドの18インチのclio sport V6専用が発売されれば世界初で大きな話題となるであろう。
いつの日か商品化されることを夢見て・・・願って・・・。